院長あいさつ

「困っている腎不全・透析患者のお役に立ちたい」「かわいそうな目にあっている患者を一人でも多く助けたい」これが私の願いです。

今まで数多くの透析患者さんとお話をさせてもらう機会がありました。特によく聞く質問は「治療は痛い?」「まだシャントは作れる?」などです。透析、透析シャントの治療で今まで痛い思いをしてきたり、他の患者から、「シャントの治療はとても痛いよ」と聞いてきたりしているのです。

誰でも物理的な痛みはつらいのですが、「痛いかも」「失敗するかも」という不安や心配もまた、とても嫌な物なのだろうと思います。

治療は罰ではありません。何か悪いことをしたから病気になった、シャントの管理が悪かったからシャントにトラブルが起きた、ということはありません。もし治療とは罰であり、おしおきであれば苦痛を与える意味があるかもしれませんが、決して治療はおしおきではありません。治療は現状をより良い状態に変えて行こうという技術であり努力です。

私は患者の苦痛を治したいと思って医者になりました。しかし医師になって病院で目にするのは痛い治療を受けて涙を流す患者です。”治療は痛くて当たり前”と考えている医療関係者は今でも多くいます。私はそうは思いません。”どうやったら楽に治療を受けてもらえるだろう”と常に考えています。

楽に治療を受けてもらえるように、治療に伴う痛みはゼロを目指します。不安や心配がやわらぐように、詳しく病状を知りたい人には詳しく説明します。優しい雰囲気が好きな人のためには優しく接するように努力します。

私は、患者の皆様が「ここに来て良かった」と感じていただけるよう努力することをお約束します。

院長 藤田広峰

経歴

1999年に名古屋大学医学部を卒業後、同大学第一外科に入局しました。医学部の実習で血管外科に出会い、血管の専門医になることを志しました。通常よりも早い段階で血管外科の道に進み、大動脈瘤や下肢バイパスなど血管外科全般の研鑽を積みました。

より高度な技術を求め、大動脈手術の症例数で国内有数の川崎幸病院 大動脈センターに移り、胸部・胸腹部・腹部大動脈瘤の手術に日々従事しました。その後、米国医師国家試験(USMLE)の筆記試験に合格し、世界トップレベルの施設での研修を目指しましたが、実現には至りませんでした。

2016年、学生時代から師事してきた恩師のもとで透析バスキュラーアクセス(シャント)治療に専念する道を選びました。以来9年間で約7,000例の治療に携わり、特に他施設で困難とされる高難易度の症例にも数多く取り組んできました。

この間、エコーガイド下で皮膚の感覚神経だけを選択的にブロックする麻酔技術を開発し、治療中の痛みの軽減に取り組んできました。また、閉塞したシャントに対する独自の血管内治療手法を確立し、治療の成功率向上にも力を注いでいます。

2025年、恩師の引退を機に名古屋アクセスクリニックを開業しました。大動脈手術で培った外科医としての経験と、シャント治療に特化して積み重ねた技術を、透析患者の皆様のために役立ててまいります。